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いつか栢森(かやのもり)を歩く日

2015.01.15.Thu.10:06

明日香村から飛鳥川に沿って歩く。
稲淵を過ぎると奥飛鳥「栢森」の小さな集落に着く。

韓日の古代史にハマった私にとって、「栢森(かやのもり)」には、悩ましい響きがある。
何故かというと「かや」という音韻から
朝鮮半島の南端にあった~伽耶(かや)~を連想してしまうからだ。
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・・・・村史にも残らないほど昔、天皇家ルーツ説もある伽耶、新羅に滅ばされた伽耶から渡来した人々が、静かに、隠れるように、営々と棲んでいるのだろうか。
この森に・・・・

生まれも育ちも職業も別々の国境を越えた三人の友情

「古代日本と朝鮮」座談会 司馬遼太郎 上田正昭 金達寿(キム・タルス)編 中公文庫
日本政府の植民地化政策により、生活が困難になり、10歳で、玄界灘を超えてきた金。
貧しさと差別の中から、自分の力だけで這い上がり作家の地位を築いた金が、栢森(かやのもり)の音韻にそそられて、次々論証しようと試みる。
金へのリスペクトを秘めつつ、その必至さに、おかしみをこらえながらの碩学の作家と学者の対談は、何度読んでも楽しい。

国境もない頃の古代の人々の交流に想いを馳せる三人。
少年のココロの三人の会話に、たまらない魅力がある。

しかし、金達寿も司馬遼太郎もすでに鬼籍の人。
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私に古代史という生きがいを与えてくれた三人に、感謝しつつ、
いつか栢森を一人歩こう。
この本をリックに入れて。
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