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天上の虹1~11

2019.01.25.Fri.08:55
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奈良時代の歴史上の人物を肉眼で見た人は、誰もいない。
各自の想像に任されている。
里中さんは、こうイメージしたのか と大変 参考になった。
歴史が苦手な人も史実に基づいた恋愛マンガなので、一気に読める。

天智の母親の皇極重祚して斉明天皇は、もっと骨太の恐ろしいおばさんだったような気がする。

しかし、天智の娘が4人も天武の妻になっている。
かなり異常な近親婚の世界だ。
マンガを離れて、少し冷静になってみると、かなり気持ち悪い。
人権意識の確立された現代人には想像できない古代の天皇家
その異常な天皇家を皮膚感覚で体感できるこの漫画は、やはり優れものだと思う。

有間皇子と大津皇子の死刑への悲劇も描かれている。

しかし、私は 皇極重祚して斉明→天智→持統 は、殺人鬼だと思っている。
自分の地位を確保する為に 殺して殺して殺しまくった殺人鬼。
そのDNAが、天智にも 娘の持統にも脈々と流れている。

この漫画にも描かれているが、天智は嫁の遠智娘(おちのいらつめ)の父親・蘇我倉山田石川麻呂を殺している。全くの無実の人を、謀反の疑いで、焼き討ちにしてしまった。それが、原因で遠智娘は、発狂してしまう。幼いころ頃から、このような悲劇を見て育った遠智娘の娘・持統も夫 天武が死ぬと姉大田皇女の優秀な息子・大津皇子を謀反の疑いで殺してしまう。

こういう悲劇を繰り返さない為に 天武は仏教を取り入れて、豪族を支配しようとしたのではないか?
天武には、そういう支配者の知恵を感じる。
が、私は基本的には 天皇制は廃止の方向を希望している。




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