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蚕ノ社(かいこのやしろ)①

2017.01.11.Wed.15:57
金浩さんが写真7件を追加しました。
2016年12月31日 14:59 ·
嘘みたいな本当の歴史話⑭
皆さん、大晦日いかがお過ごしですか?お正月準備で忙しかと思いますが、今日も面白話を投稿させていただこうと思います。
さて京都太秦の広隆寺近くに通称「蚕ノ社(かいこのやしろ)」と言う神社が鎮座しております。別名「木島神社(このしまじんじゃ)」とも呼ばれておりますが、「蚕ノ社」の方が名が知れ渡っております。この神社の正式名称は「木嶋坐天照御魂神社(このしまにますあまてるみたまじんじゃ)」と言い、本殿のお隣に「養蚕神社(こかいじんじゃ)」があり秦氏一族が祀った神社であると言われております。
秦氏と言ったら以前お話しした「機織り」の語源にもなったとごぜつめいしましたね。そのものズバリ、織物技術に長けた一族でありました。この機織りとはカイコが出す糸で織った絹の織物なんですね。養蚕の発祥は古代中国のだと言われております。約3000年前には既に養蚕していた痕跡も見つかっております。更に「秦」の時代では蚕とその養蚕技術の国外持ち出しを厳しく制限しており、絹は世界的にも大変高価な物でありました。しかし秦を訪れる外国の使節団がこっそり蚕の卵を持ち出し、国外でも養蚕が行われるようになりました。朝鮮半島も例外ではなく、百済や新羅でその卵から数を増やし、養蚕が盛んに行われ絹の生産を行ったそうです。特に新羅の絹は質が良く、中国はもちろん遠くローマ辺りでも大変人気が高かったそうです。それを物語るのか、大変興味深いお話があります。
絹の事を英語で「Silk(シルク)」と言いますね。この語源調べてみたら、蒙古語の「sirghek」が語源とされております。しかし更にその蒙古語の語源を調べてみると意外な所に行きつきました。それは朝鮮半島の古代国家「新羅」です。新羅は日本読みにすると「しらぎ」と言いますが、韓国朝鮮語では「シルラ」と言います。「新羅」と言う漢字は後からあてた字であり、元々新羅は「斯蘆(しろ)」と言われておりました。この「斯蘆」は日本語読みで「シロ」ですが、古代の発音では「シラ」と呼んだそうで。その意味は絹糸の韓国朝鮮語「실(シル)」と言う発音に漢字をあてたそうです。さらにラテン語で絹を意味する「セリカム」は韓国朝鮮語の絹糸「シル」や「シルカム」の転訛、つまり新羅の語源は「絹糸」であり、英語やラテン語の「絹」を表す言葉の語源だったと言う事です。
さて、蚕ノ社の境内には、「三柱鳥居(みはしらとりい)」といって鳥居を三基三角柱の様に組んだ珍しい鳥居があります。この鳥居いつからここにあるのは不明ですが、全く同じ物が東京墨田区向島にある「三囲神社(みめぐりじんじゃ)」にあります。元々京都の三井邸(三井財閥)にあった物を、三井が東京に進出するにあたって、「三囲神社」に奉納したそうです。この三井は蚕ノ社の三柱鳥居を模して自宅に置いたと言われております。更に形は違うにしろ三柱鳥居は現在、全国に9か所あるそうです。ちなみに長崎くんちが行われる長崎の諏訪神社にもあります。
いかがでしたか、今日の蚕ノ社のお話。
もっと伝えたい事があるんですが、レポート用紙5枚分くらいになりそうなので、その続きは追々機会を見て投稿したいと思います。
今日のお話、信じるも信じないもあなた次第です。
では、また次回・・・
良いお年を~~~!!


蚕の社の正面鳥居と拝殿
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蚕の社由来書
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蚕の社の正式社名「木嶋坐天照御魂神社(このしまにますあまてるみたまじんじゃ)」
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蚕の社拝殿
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