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かくれ里君ヵ畑④

2016.12.27.Tue.11:27
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この能面について「かくれ里」より
P144
神社には、能面もあった。
ただしこれは御神体で、お祭りの時にしか拝見できない。
さいわい私は、能面研究家の中村保雄氏から、その写真を見せて頂くことができたが、
これこそ木地師が打ったと思われるもので、まるで伎楽面のようなおおらかな表情をしている。
ここにあげたのは、一つは翁、一つは延命冠者(えんめいかじゃ)で、親子を現わしているらしく、彩色をまったくほどこしていない。
翁に特有な切顎(顎の所を切って紐でつないである)もない。
こうした古風な面に接すると、室町時代の名人は、少なくともその大部分は、木地師の出身ではないかと思いたくなる。
そして、伎楽や舞楽が輸入される以前から、彼らの祖先たちは、山奥の木地小屋で、黙って神の顔を彫りつづけていたのだろう。


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