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半世紀前に盗難、宝塔を復元 京都・東寺の毘沙門天立

2016.03.22.Tue.08:07
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約半世紀ぶりに左手に宝塔を持つ姿でお目見えした兜跋毘沙門天立像(京都市南区・東寺)

 世界遺産の東寺(教王護国寺、京都市南区)の宝物館で20日、春の特別展「東寺の天部(てんぶ)像」が始まった。修理を終えた国宝「兜跋毘沙門天立像(とばつびしゃもんてんりゅうぞう)」が「宝塔」を持った姿でほぼ半世紀ぶりにお目見えした。

 如来や菩薩(ぼさつ)、明王などの仏のうち、守護神や福徳神の役割を担う「天部」をテーマに約60点の史料を期間中に公開している。

 兜跋毘沙門天立像は羅城門にあったと伝わり、1968年の公開時に左手に持っていた宝塔(高さ約24センチ)が盗難にあった。以降は宝塔がない状態だったが、今回の修理で宝塔の複製品を新たに作り、元の姿で展示した。

 ほかに不動明王坐(ざ)像の頭上に掲げられていた国宝「天蓋(てんがい)」は9年ぶりの公開となる。迫力ある直径1・4メートルの丸いヒノキ材に施された彩色が目を引く。

 東寺で見つかった老中・松平定信の自筆の書状も初公開。ユネスコ記憶遺産に登録された「東寺百合文書(とうじひゃくごうもんじょ)」を書写させてもらった礼状で、喜びの気持ちが文面から感じられる。

 5月25日まで。途中で展示を入れ替える。有料。

※京都新聞デシタル版より
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