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魏石鬼岩窟(ぎしきのいわや) 探検隊②

2014.12.31.Wed.10:50

歩き疲れたら、八面大王の足湯で
まった~りしてください。
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上の写真は、大王わさび農場の中心部に位置する
大王神社
下は、同じく大王わさび農場の中にある
魏石鬼岩窟レプリカ
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安曇野の有明山。
対馬にも有明山があります。
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有明山の麓の有明神社。
この神社の右隣 正福寺から山の中の
細い道を行くと魏石鬼岩窟に着きます。
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魏石鬼岩窟(ぎしきのいわや)探検隊①

2014.12.30.Tue.13:35
無題-1
安曇野に何度か行くうちに、ここにも、
「討たれし豪族」がいたことを発見(^_^)v

魏石鬼岩窟(ぎしきのいわや)に棲む八面大王。

飛騨高山の両面宿儺(りょうめんすくな)に
負けていない。
なんせ、八面なのだから。
安曇野の古代史に興味をもった私の疑問に、
スッキリ答えてくれたのが、この本でした。
抜群の面白さ、古代史ファン必読の書です。

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写真は、穂高神社にある662年「白村江の戦い」
で戦死した安曇比羅夫像。

時間のある人は、穂高神社にある常設の資料館で、
「安曇族」について、しっかり学習してください。
(事前に連絡すれば、宮司さんが
丁寧に解説してくださいます。)

時間がないけれど、知りたい人の為に、
チョッコと説明(^^)

古代の海人族には、安曇族・宗像族・住吉族が
三大勢力として栄えていました。
安曇族は、福岡市の志賀島を本拠地として栄え、
朝鮮半島の伽耶・対馬などを自由に行き来していた
漁労の民であり、交易の民だったのです。
(まだ、国も成立していないから、
したがって国境もない・・・)
大陸の先進文化をこの列島に伝えたのは、海人族で
あったと言っても過言ではありません。
鉄・稲作・馬・古墳・・このルートからいち早く
この列島に伝えられたと思われます。

しかし、大和朝廷による国土統一の過程の
「磐井の乱」で滅ぼされ、日本中に散っていきました。

その痕跡は、阿曇・安曇・厚見・厚海・渥美・泉・
熱海・飽美など、日本各地に地名として、残っています。
滋賀・志賀・有明等の地名も安曇族が入植して、開拓した土地です。
今では、合併で高島市となった旧・高島郡安曇川町も
能登半島中央部の石川県羽昨郡志賀町 
その志賀町にある阿津見も

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小説は、ミステリー仕立てになっていて、
最初に主人公の父親が、
魏石鬼岩窟で事故死する場面から始まります。
例によって「行ってみた~い」病が始まり、
「探検ツァー」を企画し、二回ウォークして参りました。
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坂上田村麻呂に討たれた八面大王が
最後に立てこもったとされる魏石鬼岩窟。
安曇野の歴史を語る上で、最重要な場所。
*熊出没注意なので、一人で行かないで、
ウキウキ探検隊を結成して歩きましょう*

両面宿儺(りょうめんすくな)の微笑

2014.12.29.Mon.12:14

両面宿儺(りょうめんすくな)を知ったのは岡部伊都子(いつこ)さんの随筆「言の葉かずら」冬樹社~両面宿儺の微笑~
からでした。

「六十五年(仁徳紀)に、飛騨国に一人有り。宿儺(すくな)と曰ふ。其れ為人(ひととなり)、體(むくろ)を壹(ひとつ)にして両(ふたつ)の面(かお)有り。頂(いただき)合ひて項(うなじ)無し。各手足有り。(「日本書紀」上巻)

なっなっなっなんだって(+o+)
一つの体に二つの顔、それぞれに手足がついているって一体?

この異形の豪族は、私のハートをガッチリ鷲掴みしてしまった。
もう、たまらないっ。
はやるココロを抑えられずに、イザ出陣(^^)/
「飛騨高山自由散策付き」のツァーバスに飛び乗ったが、所定時間内では千光寺までの往復は不可能と判明(ー_ー)!!
嗚呼、無念。

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江戸時代の円空さんもやはりハマッたらしいのです(笑)
ニッコリ微笑む宿儺像を刻んでおります。

「皇命(みこと)に随はず。人民を掠略(かす)みて楽(たのしび)とす。」
と「紀」は、記していますが、朝廷側からみてまつろわぬ逆賊とされ、殺された宿儺は、土地の人民を愛し守った力強い
人物だったのです。
飛騨の地に、宿儺への敬慕は、いまもなお長く深く生きているのでした。(岡部著)

ツァーバスの中からも飛騨高山市内には、いろんな両面宿儺の像があることが、確認できました。トホホ
いつか、絶対、古代史ウォークいたしますよ。
待っててねぇ宿儺さん(^^)/

石塔寺

2014.12.27.Sat.10:49

念願かなって、今年の夏、石塔寺に行ってきた。
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まさに、石の海。
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「天智天皇の二年には、百済が滅び、再び多くの帰化人がこの地に移住した。当時の遺品の一つに、有名な石塔寺の三重の塔がある。・・・・私は、日本一の石塔だと信じている」
~「近江山河抄」白洲正子

「塔なとどというものではなく、朝鮮人そのものの抽象化された姿がそこに立っているようである」
~「歴史を紀行する」司馬遼太郎

蒲生野に位置するこのお寺は、石塔町にある。
弓削町、鋳物師町、建部瓦屋町、土器町、妹町、百済寺町と町名が素晴らしい、トキメクヽ(^。^)ノ。
なのに、蒲生郡蒲生町から東近江市なんてつまらない名前に変えたのは、残念(ーー゛)
次回は、このお寺の麓の村を歩きたい

入鹿神社

2014.12.26.Fri.17:44

私達が、学校で教わる「大化の改新」では、悪者の蘇我入鹿の首を中大兄皇子が「エイヤッ !」とばかりにカットばし、入鹿の首がスコーンと宙を舞っていた画が浮かぶ。
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こうして改新派の中臣鎌足&中大兄皇子により「日本史上初の悪者」入鹿は討たれ、専横の蘇我本宗家は滅んだ。
中臣鎌足に続く藤原氏はその後栄え続け、中大兄皇子は天智天皇となり、今に繫がる天皇制と古代の政治体制が確立した。
つまり日本人のほぼ全員が知っていいる「日本初の悪者」が蘇我入鹿だ。

ところが、橿原市今井町小網(しょうこ)町の北はずれに入鹿神社がある。

~現地では、この一帯が「入鹿」(蘇我鞍作)の邸宅のあとと伝えている。「日本書紀」に悪逆ぶりを記された入鹿であるの
に、邸宅の伝承と神社が存しつづけることは、それだけで無視し難い気がする。~・・・・「蘇我蝦夷・入鹿」門脇禎二著より

そもそも、大化改新否定論者の門脇氏によると、蘇我氏の方が、当時の先進国であった朝鮮三国の情勢を的確に把握していた国際派だったそうな。
氏によると「入鹿」は実名ではなく、「蘇我大郎鞍作」がフルネーム。
~「蝦夷・入鹿」は蔑称で、公的な文章に用いること次第何等かの意図がある~
国際派超インテリの僧旻(みん)から「吾が堂に入る者に蘇我大郎に如(し)くものなし」(「藤原家伝」)と高い人物的評価を受けていた入鹿は、決して単なる粗暴な悪者ではなかった。
国際派の蘇我氏の意見を聞き入れていたならば、「白村江の戦」のような民を苦しるだけの無謀な海外派兵はしなくて済んだかも。
むしろ、親戚さえも、殺人鬼の如く、殺して殺して殺しまくったのは、葛城皇子こと中大兄皇子。
後の天智天皇である。
私達が「蘇我入鹿」と認識していたのは、実は創られた虚像なのかもしれない。
天武天皇が、兄天智天皇のように、次々に殺人を犯さぬよう考えたのだ。
自分達の正統性を論証する為編纂した「日本書紀」により意図的に入鹿を「悪者」のでは、ないだろうか?

つくづく、歴史は、勝者により創られると感じた。

以前、藤原京跡を古代史ウォークした時はまったく気がつかなかった入鹿神社。
今度訪れた時は、討たれし入鹿に想いを馳せつつ、一人歩きたい。

海龍王寺

2014.12.25.Thu.15:46
★元藤原不比等の邸宅

海龍王寺は、平城宮跡の東方、法華寺の東北に隣接している。
かつては、藤原不比等の邸宅であったが、不比等の死後、娘の光明皇后により、創建されたと伝わっている。
総国分尼寺して知られる法華時の「隅寺・隅院」と呼ばれていた。


★崩れそうな土塀
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初めてこの寺に入った時、あまりの古さに「無人の寺か? はたまた財政難・維持費不足?」と心配した。
が、そうではなかった。
洗練された美意識をもった住職が、奈良時代の空気感をそのまま残そうと、あえてこのような風情を保っていたことが、BSテレビ番組を視ていたら判明した。
崩れそうな土塀が、なんともいえずにいい。
嗚呼 まさに空気が奈良時代。
このお寺が山奥にあったりしたら、それなりに心の準備もできるのだが、街中で、一歩入ると突然「奈良時代」にタイムスリップしてしまうので、不意打ちを食らった感じ。
感性「美の壺」住職に悩殺され感動で倒れそうになった。

玄昉が唐から日本への帰途、暴風雨に遭った際、
海龍王経を唱え救われたという伝承がある。
遣唐使が旅立つ時に旅の安全を祈願した寺
現代では、留学の無事帰国祈願寺

このお寺には大満足し、家路に着いた。

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