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古代の王の姿は何を①

2017.02.07.Tue.14:03

☆NHK歴史ヒストリアより転写しました。

スクープ!古代の感動秘話。1500年前、突然の火山爆発に、命をかけて立ち向かった雄々しき古代王がいた!魂を振るわせる勇気と感動の物語が迫真映像でよみがえる…

井上あさひです。今週のヒストリアは、群馬県は榛名山に残された古代史ミステリーに挑みます。

 さて、画像の男性は何をしていると思いますか?

 約1500年前、榛名山の大噴火とともに雲仙普賢岳の30倍と推定される火砕流が発生し、とある集落が地中に埋まります。誰もが安全な場所に逃げようというその瞬間、逆に火山に立ち向かって息絶えた男がいたとしたら、果たしてどんな理由が考えられるでしょうか?

 4年前の発掘で発見されたその男は、よろいを装着し、あろうことか火山に相対して四つんばいの姿勢で見つかったのです。そして、周囲には無数の足跡。足跡は男とは逆の一定の方向に向かっており、分析の結果、よろいの男を残して、集落の住民が整然と“歩いて”避難を済ませていたことがわかったそうです。

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よろい男の出土状況

 では、彼は避難の終わった集落で、危険を顧みずに何をしていたのか。そもそも、よろい男は何者なのか。興味が湧きますよね。

 果たして、よろいの男は「災害を鎮めようと祈りを捧げていた?」のか、それとも「宝物をかかえて逃げようとしていた?」のか、はたまた「火山の神と戦おうとしていた?」のでしょうか。ヒストリアがCGと特殊技術を駆使して災害の瞬間を再現し、推理をすすめます。

 歴史と聞くと、「こうだった」、「ああだった」と、すでにわかっていることを説明されるイメージがありますが、今回のテーマは発掘されたばかりの新発見をもとにした「本当のところはまだわからない」ことを推理するお話しなので、どんどん想像を膨らませる楽しみがあります。

 そして、このミステリーの真相に迫るとき、私は災害の恐ろしさとそれを伝えることの大切さについて改めて考えるきっかけを得ました。火山に立ち向かって命を失った男の遺骨から、私たちは一体何を読み取るべきか。よろい男が現代に伝えるメッセージの意味を、一緒に考えてみませんか?

こちらへ

☆皆様 この番組をご覧になりましたか。


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古代の王の姿は何を②

2017.02.07.Tue.14:28
☆朝日新聞DIGITALより転写しました。
金井東裏遺跡
金井東裏遺跡(2014年05月28日 朝刊)
榛名山の北東約8.5キロの扇状地の先端部分にある古墳時代後期の遺跡。2012年11月、国道バイパス建設に伴う県埋蔵文化財調査事業団の発掘調査で、6世紀に噴火した二ツ岳の火砕流堆積(たいせき)物の下から、国内で初めてよろいを着けた状態の成人男性の骨が見つかった。考古学や火山学などの専門家による調査検討委員会が中心となって分析を進めている。
甲冑武人(2015年03月16日 夕刊)
群馬県中西部、榛名山・二ツ岳の約8・5キロ東の金井東裏遺跡で出土し、群馬県教育委員会が2012年12月に発表した。深さ1メートル、幅2メートルの溝の一部で、頭蓋骨(ずがいこつ)と右大腿骨(だいたいこつ)、左上腕骨、左右の足首付近の骨が確認され、小札甲(こざねよろい)という小鉄板を重ねたよろいを着ていた。人が着た状態の古墳時代のよろいが見つかるのも、古墳時代の火山噴火物の下から被災者の骨が見つかるのも初めて。
最新ニュース
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古墳時代の馬の姿、くっきり 群馬の遺跡から骨出土(2016/11/17)
 群馬県埋蔵文化財調査事業団は16日、渋川市の金井下新田遺跡の竪穴建物から馬2頭の骨などが見つかったと発表した。古墳時代後期(6世紀初頭)の榛名山噴火で火砕流の中に埋没したものと推定され、頭や脚の骨だ[続きを読む
☆公益財団法人群馬県埋蔵文化財調査事業団も古墳人だより1号”甲を着た古墳人”発見を開始する。
こちらからどうぞ

古代の王の姿は何を③

2017.02.07.Tue.14:51
☆歴史秘話ヒストリアよりて転写しました。
謎の古代王 最後の戦い 日本のポンペイから探る
●本放送 平成29年 2月 3日(金) 20:00~20:43 総合 全国
●再放送 平成29年 2月10日(金)
16:05~16:48
総合
全国
※再放送の予定は変更されることがあります。当日の新聞などでご確認ください。

【本放送日時がことなる地域があります】
・青森県地方  :平成29年 2月10日(金)16:05~16:48 
・四国地方   :平成29年 2月10日(金)16:05~16:48
エピソード1 地中に封じられた悲劇の瞬間
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埋まっていたのは、1500年前の家族?
1500年前の火砕流の下から、ヨロイを着た男性を初め、4人の古代人の骨が発見!歯の分析から、彼らは家族だった可能性が出てきました。ところが、現場に残された足跡から、ほかの住人は火砕流発生前に整然と避難していたことが判明します。4人はなぜ危険な場所にとどまっていたのでしょうか?
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エピソード2 ヨロイの男性の正体
男のヨロイは朝鮮半島から渡ってきた最新式、乗馬に適した特別なものでした!男は榛名山麓に馬の放牧地を求めてきた、“王”というべき重要人物である可能性が高まります。しかし、噴火のさなか、重いヨロイを身にまとっていたのはなぜなのでしょうか?

ヨロイを着た男、その不思議な姿…

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エピソード3 推理“王”の死の瞬間

王とその家族を火砕流が襲った!
ヨロイの男の最後の瞬間を巡り、3人の専門家たちが独自の推理を繰り広げます。『男は火山を鎮めるために祈りを捧げていた』、『ヨロイやほかの宝物を抱えて、脱出しようとしていた』、『ヨロイは戦いの衣装。荒ぶる神(火山)と戦おうとしていた』、榛名山麓を火砕流が襲った日、そこで起きた真実とは?
 
参考文献
『東国から読み解く古墳時代』(若狭 徹 吉川弘文館)
『スサノオ 最後の戦い』(星野之宣 小学館 天才たちの競演2)
『古墳時代の馬との出会い』(橿原考古学研究所附属博物館 特別展図録)
『金井東裏遺跡の時代と東アジア』
『よみがえれ古墳人』(群馬県文化振興課 国際シンポジウム 資料)